目玉か目くらましか 閣僚の担務続々、DXなど積み重なって60超

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上地一姫
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 内閣改造のたびに、政権の「目玉政策」として、大臣に新しい担務が生まれている。13日には新たにデジタル行財政改革(DX)担当相ができた。女性活躍、地方創生、新しい資本主義、デジタル田園都市国家構想……。これまでに生まれた担務はどこまで成果を上げているのか。(上地一姫)

 デジタル田園都市国家構想や沖縄・北方、国際博覧会など8分野を兼務した岡田直樹内閣府特命担当相。13日の退任会見で「担務は非常に多岐にわたるものであった」と辞表とりまとめの際に首相へ伝えたと明かし、「1日が48時間あったらいいのになとたびたび思った」と振り返った。

 閣議後会見で冒頭の発表がある場合は、「冒頭地方創生担当相として」「続いて行政改革担当として」と立場を変えながら説明するのがおきまりだった。

「新しい資本主義」「スタートアップ」……

 13日に組閣された第2次岸田再改造内閣では加藤鮎子氏がこども政策担当相など七つ、高市早苗氏が経済安保担当相など七つを兼ねる。DX担当は河野太郎デジタル相が兼任することになった。

 安倍政権以降、内閣改造のた…

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