ジャニーズ所属タレント、アサヒグループHDが広告への起用とりやめ

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 アサヒグループホールディングス(HD)は8日、「今後、ジャニーズ事務所のタレントを起用した広告や新たな販促は展開しない」と明らかにした。現在、展開しているテレビやウェブでの広告なども順次とりやめる。タレントとの現行の契約を途中で解除することはしないが、契約満了をもって終了し、更新しない方針。

 アサヒグループは、7日にジャニーズ事務所がおこなった記者会見などから、「明確な被害者救済と抜本的な組織運営の是正が認められない」と判断。そうした中でジャニーズ事務所との取引を継続することは、グループで定める「人権方針」に反するとして決めた。ジャニーズ事務所のタレントが出演するテレビCMやウェブでの広告、店頭での販促ポップなどをすべてとりやめる。

 「ジャニーズ事務所には、再発防止策の速やかな実行と、被害者の救済をはじめとした本件の迅速な解決に向けた真摯(しんし)な対応を求める」としている。

 アサヒグループは、傘下のアサヒビールとアサヒ飲料で、岡田准一さんや生田斗真さん、櫻井翔さんなどジャニーズ事務所のタレント計23人を起用している。

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