北陸新幹線福井開業の3月16日へカウントダウン 県庁にPRボード

土井良典
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 北陸新幹線の金沢―敦賀間の開業が来年3月16日に決まり、石川県は7日、県庁エントランスホールにカウントダウンボードや懸垂幕を設けた。

 ボードは2メートル四方で、速達型の新幹線「かがやき」を後ろからライトアップするデザイン。開業までの日数(この日は191日)を電光掲示する。「前進する北陸新幹線と石川の輝く未来」を表したという。懸垂幕は縦8メートル、横2メートル。ボードは金沢駅や小松駅など県内5カ所にも設置する。

 記念式には馳浩知事や新幹線が停車する金沢、小松、加賀3市の市長らが出席。金沢大学のジャズバンドが「A列車で行こう」を演奏し、地元の幼稚園児約70人が愛らしく踊った。

 馳知事は「新たな新幹線の時代。ぜひご利用いただきたい」とあいさつした一方、停車駅の多い「はくたか」が小松、加賀温泉両駅に停車する回数が少ないことを改善させる意向も示した。

 演奏した金沢大4年の西村岳大さん(21)は三重県出身。特急1本で名古屋方面に戻れるが、開業後は特急が敦賀止まりになるため、敦賀で乗り換えがいる。「不便さは感じるが、新しい変化が石川県に起きる期待もある。おいしいものが多く、ジャズも盛んな石川の良さが広がれば」と話した。(土井良典)

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