「スポンサーが離れるか」 企業のジャニーズ離れ、見極めるテレビ局
ジャニーズと距離を取る取引先企業が出始めた。日本航空がCM起用を当面見送り、現在相葉雅紀さんをCMに起用している東京海上日動火災保険は今後CM契約を更新しないと表明。出演中のCMの契約解除も検討しているという。また、アサヒビールが岡田准一さんや生田斗真さんを、アサヒ飲料が櫻井翔さんや相葉さんなどを起用しているアサヒグループホールディングス(HD)は、「調査によって明らかになった性加害の事実、およびジャニーズ事務所のこれまでの姿勢は誠に遺憾」としたうえで、7日には「再発防止策のすみやかな実行と被害者の救済をはじめとした迅速な解決に向け、真摯(しんし)な対応をのぞむ」とのコメントを出した。アサヒは先月、ジャニーズ事務所に、事態の改善を求める要望も伝えたという。今後の対応については、「公表された再発防止策の内容を精査したうえで、今後のタレント起用の是非について検討する」とした。
ブランドアンバサダーとしてテレビCMに木村拓哉さんを起用する日産自動車は7日の会見後、「社内外に公表している弊社の『人権尊重に関する基本方針』に反する事案であり、非常に遺憾」とコメント。ジャニーズ事務所に対し、「(外部チームによる)提言内容を真摯に受け止め、スピード感をもってガバナンスの改善を進めてもらいたい」と求めていることを明らかにした。単価の高いCMは、事務所の貴重な収入源。起用の見送りが続けば、事務所の経営に大打撃となる。
そんな企業の動きはテレビに…
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ジャニー喜多川氏の性加害問題
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