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　7年前の夏、千葉県長生村の永田耕一さん（46）は、突然意識を失って倒れた。場所は千葉大病院の外来待合室。心不全と呼吸器不全で、素早い対応がなければ命の危険もあった。

　「本当にラッキーボーイだった」

　身長181センチ、当時の体重は約200キロ。体調も思わしくなく、仕事に就いていなかった。母親から何度も太りすぎを指摘され、しぶしぶ受診のために来院したタイミングだった。待合室でよだれを垂らしながら「肉食べたい」とうめいていたと後から聞かされた。

　意識が戻った時には、病室の…