球児の努力、プロの目ですくい取る 「熱闘甲子園」古田敦也の役割は
文・照井琢見 写真・山本友来
6日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会。そのハイライトを伝える「熱闘甲子園」(朝日系、月~金曜夜11時10分、土・日曜夜11時)で、元プロ野球ヤクルトの古田敦也は、フリーアナウンサーのヒロド歩美、夏の甲子園優勝投手の斎藤佑樹とともに、キャスターを務める。
2015年に就任し、中止の20年を除いて過去7度、聖地での熱戦に臨む球児と向き合ってきた。試合後には取材会場に足を運び、直接声を聞いた。コロナ禍では記者に混ざってリモート取材に参加し、質問をしてきた。
背景に触れるのは、僕の役目じゃない
注目してきたのは、試合の鍵となるプレー。「熱闘」といえば、球児の背景を解き明かし、熱い思いを引き出し、プレーの裏側にあったドラマに迫るイメージが強いが、「そこに触れるのは、僕の役目じゃない」。
「彼らが背負っているものは…
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