水につかり、宙に浮いたままの線路 被災したローカル線に募る危機感

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板倉大地 細沢礼輝 角詠之
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 大雨などで被災して長期運休を強いられるローカル線が全国で相次いでいる。今夏も豪雨が襲った西日本などで8路線が運休した。JR各社の経営難を背景にローカル線の在り方を見直す動きが加速するなか、自治体は廃線への危惧を強めている。

 山口県中央部の山あいを南北に貫くJR美祢(みね)線は、美祢市内の川にかかる約80メートルの線路が崩落したままだ。線路が水につかり、盛り土が流れた別の場所では一部が宙に浮いている。

 6月末からの大雨で深刻な被害が出た。JR西日本によると、他にも数カ所で盛り土が流失しており、復旧のめどは立っていない。現在は代行バスを走らせている。

廃線への強い危機感

 被害が判明してから地元の動…

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