専門家「有権者を否定」 維新・馬場氏の「共産なくなったらいい」に

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聞き手・松井望美

 日本維新の会・馬場伸幸代表が、立憲民主党や共産党の存在意義を否定し、維新を「第2自民党でいい」とした発言は、どのような問題をはらんでいるのでしょうか。日本の現代政治に詳しい法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)に聞きました。

 ――馬場氏の発言をどう受け止めていますか。

 考えの違う他党の意見も尊重するのが民主主義のあるべき姿で、馬場氏の発言は他党、ひいてはそれを支持する有権者をも否定するものです。「また維新が何か言っている」と、慣れてしまってはいけません。有権者は厳しく受け止め、(選挙時に)判断するでしょう。

 一方で、馬場氏は維新が米国のトランプ前大統領と政策の方向性が近いと述べていますし、トランプ氏のようにわざと強い言葉を使ってメディアの関心を引き、人々を引きつけようとしているのではないでしょうか。発言を冷静に見る必要があると思います。

 ――馬場氏の「第2自民党で…

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