中国、シンガポール・ブルネイのビザ免除再開へ 停止は日本のみに
中国政府は23日、シンガポールとブルネイに対するビザ免除措置を再開することを明らかにした。両国と日本の3カ国のパスポートを持つ人についてビザなしでの渡航を認める措置が、新型コロナウイルスの拡大を機に止まっていたが、日本だけを残して元の運用に戻ることになる。
在シンガポールと在ブルネイの中国大使館がそれぞれホームページやSNSで発表した。ビザ免除措置は26日から再開し、両国の普通パスポートを持っている人は15日間以内の滞在ならばビザなしで渡航できるようになる。
中国へ入国する際のビザ免除措置は日本とシンガポール、ブルネイ3カ国について認められてきたが、コロナ禍の影響で2020年春以降、停止されていた。「ゼロコロナ」政策が終了し、中国が水際政策を緩める中、日本側も企業団体などが措置の復活を求めてはたらきかけを強めてきた。だが、中国側は日本への入国についても同様の措置をとる「相互の免除」を条件に持ちだしており、事態は進展していない。
シンガポールをめぐっては中国メディアが今春、相互の免除措置の導入に向けて交渉入りすると報じていた。
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