うららに岡山の「桃」色 JR西の新型車両 出発

上山崎雅泰
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 岡山・備後エリアを走るJR西日本の新型車両「Urara(うらら)」が22日、運行を開始した。岡山駅で出発式があり、関係者らがテープカットをするなどして祝った。

 JR西によると、同エリアでの新型車両の導入は20年ぶり。豊かで穏やかな気候や風土を表現し、シンボルカラーとしてピンクを採用。沿線を象徴する岡山の桃、福山のバラ、尾道の桜をイメージした。ドアにものを挟んだままホーム上を引きずるのを防ぐ検知装置や、車内防犯カメラを設置し、安全性を高めたという。

 出発式でJR西の藤原乗将・岡山支社長は「利用者に末永く親しんで欲しい」とあいさつ。伊原木隆太知事は、「これからもみなさんに愛される車両になって欲しい」と話した。

 うららは、山陽線岡山―三原間、宇野みなと線茶屋町―宇野間、瀬戸大橋線岡山―児島間、伯備線倉敷―総社間で運行を始め、区間は順次拡大していくという。一方、うらら導入に伴い、国鉄時代から使われてきた117系車両は21日、定期運行を終了した。(上山崎雅泰)

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