安中市が同志社大と連携協定 新島襄ゆかり
角津栄一
群馬県安中市は17日、同志社大学を運営する学校法人同志社(京都市)と文化教育に関する包括連携協定を結んだ。安中藩士の家に生まれ、後に同志社大を創立した新島襄の生誕180年を迎えたのをきっかけに、双方が協議してきた。今後、学生や企業による交流が予定されている。
締結式が市役所で17日にあり、八田英二同志社総長・理事長と岩井均市長が協定書に署名した。
八田総長は「同志社と安中市の連携により、教育の発展と地域社会の発展に貢献したい」とあいさつ。岩井市長は「安中市は新島襄がキリスト教の教えを伝達する活動の第一歩とした場所。今もその教えは安中市の文化や教育に深い影響をもたらしている。子供たちの人材育成にいっそう取り組む」と語った。
今後は包括連携協定にもとづき、同大の学生らが安中市の新島襄旧宅や安中教会を訪れて市と同志社との関係を学ぶプログラムや、安中市の企業の研究員を同大などの研究機関で受け入れることなどが計画されている。市民向けに「安中・同志社新島講座(仮称)」を定期開催することも予定されている。
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