北陸・東海7県の議長会が国交省に要望 北陸新幹線全線開通を

小田健司
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 北陸と東海7県の県議会議長を代表し、西本正俊・福井県議会議長と焼田宏明・石川県議会議長らが18日、国土交通省を訪れ、北陸新幹線の大阪延伸などの要望書を西田昭二政務官に手渡した。

 要望は5月にあった7県議会議長会議で議決された内容。「北陸新幹線の整備効果は早期に全線開業してこそ最大限発揮される」として、大阪までの早期の全線開業を求めた。

 また、道路の整備について、東海北陸道、能越道、中部縦貫道、舞鶴若狭道の全線開通や4車線化を求めた。

 北陸新幹線の大阪延伸をめぐっては、環境への影響などから京都の住民に反対意見が根強い。環境アセスメントも進んでおらず、今年度中の事業認可も見通しは立っていない。

 国交省は今年度、12億円超の予算措置で、本来であれば事業認可後に実施する調査を行う。要望後、西本議長は「12億円の調査費を使い、早く京都側に説明できるような状況を作って欲しいと求めた。きちんと伝わったと考えている」と話した。(小田健司)

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