韓国で大雨の被害が拡大、死者37人に 中部では地下道が浸水

ソウル=稲田清英
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 韓国の中部や南部を中心に降り続く大雨で、被害が拡大している。韓国政府の16日夕時点の発表によると、死者は37人、行方不明者が9人となった。負傷者も35人いる。雨は今後も続くと見込まれ、被害のさらなる拡大が心配されている。

 各地で土砂崩れや住宅などの浸水、道路破損などが相次いでいる。農作物への被害も広がっている。

 韓国政府によると、同国中部の清州では地下道が浸水し、10台以上の車が水につかって動けなくなった。排水などの救出作業が続けられているが、9人が死亡し、9人が負傷したという。さらに増える可能性がある。

 韓国大統領府によると、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は16日、滞在先のポーランドからオンラインで参加し、大雨被害の対策会議を開いた。政府機関が自治体と連携し、被災した住民らへの支援などを速やかに進めていくように指示したという。(ソウル=稲田清英)

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