親子で楽しむ鉄道イベント、SL写真展や模型運転体験 滋賀県長浜市

住田康人
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 親子で鉄道に親しめるイベントが滋賀県長浜市の慶雲館(同市港町)と近くの長浜鉄道スクエア(同市北船町)で開かれている。懐かしいSLの写真展や愛好家らによる模型展示、HOゲージ(レール幅16・5ミリ)の運転体験会などがある。8月27日まで。

 メインの一つが2020年に93歳で亡くなったアマチュア写真家・喜多好幸さん(湖南市)のSL写真展だ。1960年代後半、北海道から中国地方の各地で撮影した56点を慶雲館で展示する。

 いずれもモノクロ写真で、「大鉄橋を行く 山陰本線余部陸橋」「軽騎兵C56 木次線出雲坂根駅」などの作品。D51を間近でとらえた迫力ある構図や雪原の中をC62が走る様子など。喜多さんは全日本写真連盟・県本部甲賀支部の会員としても長く活動した。

 今回のイベント展示には、鉄道愛好家でつくる「STMC滋賀鉄道模型愛好会」が協力。主宰の村田三千雄さん(75)=大津市=がかつて開いた催しに喜多さんが訪れた縁で、写真を譲り受けたという。

 このほか、慶雲館でHOゲージの運転体験会を会期中の土日祝日に1日3回開催。長浜鉄道スクエアでは「北陸本線の車両を集めて」と題し、特急つばめ、SL北びわこ号などの模型約145両を展示する。

 各館の入場料金が必要で、大人300円、小中学生150円。共通チケットは大人500円、小中学生250円。問い合わせは主催の長浜観光協会(0749・53・2650)へ。(住田康人)

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