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原田元環境相、旧統一教会側からの選挙支援「お金かけず良質な運動」

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から政治家は国政選挙でどのような支援を受けたのか。自民党の元閣僚が、朝日新聞の取材に応じて実情を明かした。派遣された運動員について「選挙で一番難しくてつらい電話かけの仕事に耐えてくれた」と説明。「お金をかけずに良質な運動ができる」と述べた。

 取材に答えたのは、前衆院議員で元環境相の原田義昭氏(78)。自民党本部は、教団との関係を遮断するよう所属国会議員や都道府県連に求めているが、原田氏は「社会通念上許される、ほどほどのレベルでやりましょうということ」と主張した。完全な「遮断」は難しいとの認識を閣僚経験者が示した形だ。

 取材には、安倍晋三元首相が銃撃されてから1年がたつ直前の今年6月までに、複数回にわたって応じた。「我々自民党議員は様々な宗教、文化、スポーツ団体と付き合っており、旧統一教会はその一つにすぎない。そのことが正確に伝わるなら、関係性を隠すつもりは一切ない」として話すことにしたという。支援は1986年に初めて立候補したときから受けてきたとしている。

「自民議員の頭には宗教組織。そこが一番」

 原田氏によると、前回衆院選…

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