将棋の現役最年少棋士・藤本四段が「恩返し」 師匠の井上九段に勝利

有料記事

佐藤圭司
[PR]

 将棋の現役最年少棋士、藤本渚(なぎさ)四段(17)が11日、第17回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の一次予選で、師匠の井上慶太九段(59)と対戦。77手で勝ち、公式戦で師匠に勝つ「恩返し」を果たした。昨年10月1日付でのプロ四段昇段から1年も経たないうちのスピード達成となった。この勝利で、藤本四段の今年度の成績は11勝1敗となった。

 藤本四段が初戦(6月24日)で石井紀彦アマ(26)に勝ったことで、師弟戦が実現した。藤本四段は「こんなに早く恩返しの機会がやって来ると思ってなかったんで、精いっぱい戦って、勝ちたいと思います」と意気込んでいた。

 大阪市福島区関西将棋会館での対局。開始時刻の30分ほど前に井上九段は早くも入室。タイトル戦の前夜祭などで日本将棋連盟常務理事としてスピーチする際はユーモアたっぷり、笑顔で話す井上九段が、ニコリともしなかった。

ここから続き

 振り駒で「と金」が4枚出て…

この記事は有料記事です。残り1220文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら