静鉄「1011号」最後の雄姿 走り続け40年、16日ラストラン

大海英史
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 静岡鉄道が1984年に運行を始めた1000形車両「1011号」が16日、ラストランを迎える。ステンレス製の洗練された車体で40年近く新静岡―新清水を走り、多くの乗客を運んできた。その雄姿を見るのも、あとわずかだ。

 1011号はともに引退する1511号との2車両1編成で、現在は週に2日ほど走っている。16日まで「ありがとう 1011号(1511号)」のヘッドマークをつけて運行する。

 16日は午後1時~2時半に長沼駅前の長沼車庫で展示があり、グッズや記念1日フリー乗車券が販売される。ラストランは長沼(午後3時3分発)―新清水、新清水(同3時32分発)―新静岡、新静岡(同4時8分発)―柚木の予定。

 1000形車両は73~85年に導入され、半世紀もの間、親しまれてきた。2016年から新型のA3000形に置き換わり、1011号の引退で、残るは「家康公ラッピングトレイン」の1008号だけになる。(大海英史)

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