次々と息絶える魚、異変の水槽で見つかったもの 牧師の館長は考えた

有料記事

鈴木智之

 50~60匹が暮らしていた屋外水槽の魚が次々と息絶える。6月、魚やカメ、トカゲなど190種を展示している京都花園教会水族館(京都市右京区)で異変が起きた。水替えをしても一向に改善しない。館長の篠沢俊一郎さん(43)は手を尽くした末、水槽の底から見つけた物にショックを受けた。

 6月18日、大きなコイが死んだ。その後も他の魚が弱り、息絶えていく。幅140センチ×奥行き70センチの水槽にはコイのほかに、フナや金魚もいた。日に日に動きが鈍くなり、最後はぐるぐると回って動かなくなったという。

 篠沢さんは当初、水質の悪化が原因と考えたが、10年以上暑い夏、寒い冬を乗り越えてきた魚が次々死んでいくのは不自然だった。

 異変が続く同26日、水槽の…

この記事は有料記事です。残り1018文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
鈴木智之
科学みらい部|大阪駐在
専門・関心分野
科学、交通、難病