岐阜県池田町の岡崎和夫町長（75）は4日、元職員の女性の手や肩に触れる行為があったことを明らかにした。女性が職員当時、手を触りながら、「若い子の力をもらわないといけない」と発言したといい、「いま振り返ると、セクハラ行為だったと判断せざるを得ない」と述べた。

　労働組合「岐阜青年ユニオン」がこの日、いずれも組合員の30代の現職員と元職員の女性2人から岡崎町長によるセクハラの相談があったとして、岐阜市内で会見を開いた。会見に先立ち、町に対して第三者委員会を設置し、事実の調査などを求める要求書を提出した。

　要求書によると、現職員は2020年1月ごろに庁内で尻を触られたほか、元職員は13年4月～14年3月に、「手を見せて」と少なくとも5回以上は言われたほか、手や腕、肩、尻を触られたと訴えている。

　要求書を受け、町役場で会見した岡崎町長は、手や肩を触った一部の行為を認めた一方、現職員が訴える尻を触ったとする行為は否定した。

　町は、すべての女性職員を対…