「日本一美しい廃線跡」SNSで話題、年1万人超が訪れる魅惑の風景
廃線から40年近く経った鳥取県倉吉市の旧国鉄倉吉線跡が近年、観光客らに人気だ。SNSでは「日本一美しい廃線跡」などといわれ、年1万人以上が足を運んでいる。
倉吉線は1912年に開業。中国山地を越えて岡山県まで延伸する計画もあったが、利用客の減少で85年に廃止された。
廃線跡の一部区間には、今もレールやホーム、橋梁(きょうりょう)などがそのまま残る。最も人気を集めるスポットが、線路の両脇に竹林が迫る区間。2本のレールの中央からも竹が伸び、四季それぞれの風景が楽しめるという。
来訪者が増えたことを受け、廃線跡をたどるウォーキングツアーを開催している倉吉観光MICE協会は今年4月、観光案内所を設け、さらなるPRを目指している。
6月中旬の休日、ウォーキングツアーに記者とカメラマンも同行した。
5・3キロのコースを約2時…
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- 【視点】
廃線となって本来の働きはできなくなってしまっても、「遺構」としてさまざまな形に利用できる。とてもすばらしい取り組みだと思います。地方には「産業遺構」のようなものが多く残りますが、費用面などから解体されてしまったり放置状態になってしまったりと
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