IR会場へ、人の流れは生まれるのか 路線延伸、関西鉄道会社の思惑

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松岡大将 森下友貴
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 大阪・夢洲(ゆめしま)にカジノを含む統合型リゾート(IR)を整備する計画が4月に国に認定されたのを受け、京阪ホールディングス(HD)は3日、IRへのアクセス向上に向けた検討会を立ち上げた。もっとも、関西の鉄道各社の延伸に対する熱意には差がある。

 京阪HDが立ち上げた検討会では、京阪本線から分かれる中之島線天満橋中之島)を、大阪メトロ中央線の九条駅まで約2キロ延長する計画について議論する。

 中央線は夢洲に乗り入れる予定で、中央線に接続することで中之島線の利便性向上が期待できる。検討会はHDの加藤好文会長の直轄組織で、流通、不動産など鉄道以外の部署の担当者も集め、採算性や接続方法などを議論する。

延伸案の実現に向けては各社で様々な課題や姿勢が見られます。

 加藤会長は延伸部分について…

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