元町長へ弔慰金100万円 現町長「町民が駄目だとなれば考える」

小泉浩樹

 亡くなった元町長への弔慰金100万円が「常識的な額なのか」と議論になっている岩手県雫石町の猿子恵久町長は26日、「100万円が高いか安いかは地域の実情だ」との認識を示し、「高い安いは私からはコメントできない」と述べた。

 また、会見の中で猿子町長は「(100万円に決めた)先人の考え方も尊重しなければならない」とした上で、「例えば、お悔やみを持っていく時に1万円なら高くて、3千円なら安いかというと、そうでもない。その辺は微妙な考えがある」と理解を求めた。

 一方で、「町民が駄目だとなればそれは考えなければならない」とも話し、今後、議会と協議しながら検討する考えも示した。

 同町では2008年以降、2人の元町長の遺族に100万円の弔慰金が支払われている。内規で元町長への弔慰金を「別途協議で定める」としており、昨年5月に元町長が亡くなった際の弔慰金は町長、議長などが議論し100万円に決めた…

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この記事を書いた人
小泉浩樹
盛岡総局|県庁担当
専門・関心分野
社会保障、消費者問題、地方自治