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　将棋の棋士が五つのクラスに分かれて戦う第82期名人戦・順位戦（朝日新聞社、毎日新聞社主催）の各クラスの組み合わせが決まった。名人挑戦権を争うA級の初戦では、名人戦で藤井聡太名人（20）=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=に敗れた渡辺明九段（39）が、A級初参加の佐々木勇気八段（28）と対戦する。

　A級はトップ棋士10人が総当たりで戦う。このクラスには長らく、40代以上の棋士が少なくとも1人は参加していたが、今期は全員が20代か30代。前期、佐藤康光九段（53）が降級して40代以上が姿を消し、若返りを印象づける顔ぶれとなった。

　名人経験者の豊島将之九段（33）と佐藤天彦九段（35）は、それぞれ初戦で稲葉陽（あきら）八段（34）、斎藤慎太郎八段（30）と対戦する。永瀬拓矢王座（30）―菅井竜也八段（31）戦は東西の同学年対決だ。前期プレーオフに進出した広瀬章人八段（36）と新A級の中村太地八段（35）の対戦は、早稲田大OB同士の一戦となる。

　優勝者が名人挑戦権を獲得す…