越後線新駅名「上所」に決定 JR東、25年春開業めざす

茂木克信
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 JR越後線の新潟―白山間にできる新駅(新潟市中央区下所島)の名称を「上所(かみところ)」に決めたと、JR東日本新潟支社が1日発表した。新潟県立新潟南高校や新潟ユニゾンプラザなどの最寄り駅として、2025年春の開業をめざす。

 この日、工事着工記念式典が同プラザであり、駅名も明らかにされた。小川治彦支社長は「決定前からなじまれてきた『上所』を駅名とすることで、多くの方々に愛される駅にすることができると考えた」と理由を説明した。

 新駅は新潟駅から約1・5キロ、白山駅から約1・6キロの場所にできる。線路を挟む形で6両編成対応のホームを設け、連絡通路として既存の地下道を活用する。1日約4600人の利用を想定している。

 上所地区では今、旧中央卸売市場の跡地で大規模な再開発が進み、住宅やスーパーなどが建設されている。式典で中原八一市長は「新駅設置で周辺の民間開発が促進され、定住人口や交流人口の増加につながる。着実に事業を推進し、新駅周辺のまちづくりをさらに前進させられるよう力を尽くす」と述べた。

 新駅の駅名は、地元の住民組織「上所校区コミュニティ協議会」が「上所」「所島」「南高校前」の三つに候補を絞り、昨年末に新潟市からJR東に提示していた。(茂木克信)

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