スポーツ指導者養成、青学とタッグ 萩市が連携協定

大藤道矢
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 【山口】萩市はこのほど、地域スポーツの指導者を養成するための連携協定を、青山学院大学陸上部など3者と結んだ。学校の部活動の地域移行に向けた環境整備が主なねらい。

 他に協定を結んだのは同大陸上部の原晋監督が代表理事を務める「アスリートキャリアセンター」と、部活動の地域移行のために昨年9月に発足した地元の「絆スポーツクラブ萩」。

 アスリートキャリアセンターは、プロや社会人などのアスリートが引退した後、その経験を元にビジネスや教育、健康、生涯スポーツの分野で活躍できるよう支援することを目的とした一般社団法人。絆スポーツクラブ萩は、地元のスポーツ指導者が所属する団体で、部活動の地域移行の受け皿となることを目指している。

 アスリートキャリアセンターは絆スポーツクラブ萩と連携し、同大陸上部や関係するアスリートたちのトレーニング方法を伝える研修会を開いたり、市のスポーツイベントに協力したりするという。

 萩市で締結式があり、田中文夫市長と原監督、絆スポーツクラブ萩の中園隼人代表理事が協定書に署名した。田中市長は「素晴らしい指導者がいれば、アスリートがどんどん出てくると思う。原監督を中心に指導を受けて、萩市が陸上王国と言われるようになり、様々なスポーツが盛んになることを望む」とあいさつ。原監督は「学校のクラブ活動や課外活動が、地域移行に大きく変わろうとしている。考えさせる教育と自立することの大切さを理解した新しいスポーツ指導者を育成するお手伝いができれば」と述べた。(大藤道矢)

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