宿題が終わらない (1)
終わらない、難しい、徹夜したーー。学校の宿題をめぐり、子どもたちからそんな「悲鳴」が上がっています。昔だってそうだった……とは、どうやら言えないようです。宿題にいま何が起きているのでしょうか。現場と専門家を訪ねて聞きました。
都内の私立高2年の男子生徒には、動画提出の宿題が出される。
例えば、国語で読んだ教材のあらすじや理科で習った内容を、2~5分以内の動画にして提出する。アニメーションやBGMも入れ込む。できばえが成績に大きく反映されると先生から説明を受けたからだ。ただ、動画の作り方の説明はなく、学校のパソコンは容量が小さいために動画編集がしづらい。
午前1時までグループワーク
提出までには1、2週間あるが、毎日小テストもあり、その勉強も必要だ。自宅で取りかかるのは早くても提出の2、3日前。徹夜で作ることもある。「こういった『パフォーマンス課題』は一つひとつが重い。重なると全く時間が足りない」
東京都立高2年の女子生徒は…
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この記事を書いた人
- 田渕紫織
- 東京社会部
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- メディア、子ども、災害