第1回寝ずに宿題する子どもたち 動画編集に理科の考察…「探究型」が重い

有料記事宿題が終わらない

山本知佳 田渕紫織
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宿題が終わらない (1)

 終わらない、難しい、徹夜したーー。学校の宿題をめぐり、子どもたちからそんな「悲鳴」が上がっています。昔だってそうだった……とは、どうやら言えないようです。宿題にいま何が起きているのでしょうか。現場と専門家を訪ねて聞きました。

 都内の私立高2年の男子生徒には、動画提出の宿題が出される。

 例えば、国語で読んだ教材のあらすじや理科で習った内容を、2~5分以内の動画にして提出する。アニメーションやBGMも入れ込む。できばえが成績に大きく反映されると先生から説明を受けたからだ。ただ、動画の作り方の説明はなく、学校のパソコンは容量が小さいために動画編集がしづらい。

午前1時までグループワーク

 提出までには1、2週間あるが、毎日小テストもあり、その勉強も必要だ。自宅で取りかかるのは早くても提出の2、3日前。徹夜で作ることもある。「こういった『パフォーマンス課題』は一つひとつが重い。重なると全く時間が足りない」

 東京都立高2年の女子生徒は…

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この記事を書いた人
田渕紫織
東京社会部
専門・関心分野
メディア、子ども、災害
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    藤田結子
    (社会学者)
    2023年5月25日12時50分 投稿
    【視点】

    中高生の宿題に関する、とても興味深い記事です。「出し方が「丸投げ」になっていないか、子どもに過度な負担がかかっていないか」と記事中にあります。 大学のケースになりますが、これまで複数の大学で授業を担当してきました。20人前後の少人数の

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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2023年5月25日14時19分 投稿
    【視点】

    最近いわゆるユースと呼ばれる高校生~大学生頃の若者と仕事をする機会がありますが、驚くのはプレゼンテーションの上手さです。私が大学にいたころ、パワーポイントで授業をする教員が皆無だったことや、自分の意見を表明するような授業形態はほぼなかったこ

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