ISS滞在予定の古川聡宇宙飛行士を首相が激励 月面着陸へ成果期待

岸田政権

川辺真改
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 宇宙飛行士の古川聡さんと若田光一さんが17日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相と面会した。今年の夏以降の半年間、国際宇宙ステーション(ISS)への滞在を予定している古川さんに対し、首相は「日本は2020年代後半に日本人宇宙飛行士を月面に降り立たせる大きな目標を掲げている。古川さんの活躍が、大きな目標に向けて成果につながることを期待したい」と激励した。

 古川さんは、ISSのミッションに向けて、各国の宇宙機関がそれぞれ担当する部分の訓練を続けていると説明。「自らの任務に誠心誠意取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 若田さんは昨年10月から今年3月までISSに滞在し、汗や尿を水として再利用する技術の実証などに取り組んだといい、「今回の経験を有人宇宙探査、月探査、さらにその先の探査でも日本が主体的な役割を果たしていけるように生かしたい」と語った。

 首相は「我が国としても、日本の技術力を駆使する中で、宇宙の開発利用に向けて貢献していきたい」と述べた。(川辺真改)

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