「100人に1人が自衛官にならないと」 少子化進み自衛隊も悲鳴

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小村田義之

 異次元の少子化の波は、自衛隊にも押し寄せています。防衛費を急増させても、新型の兵器を買い込んでも、肝心の自衛官の数がじり貧になりかねない。自衛隊の現場からは「100人に1人が自衛官にならないと」と悲鳴にも似た声が聞こえてきます。

 「子どもたちの100人に1人が自衛官にならないと、自衛隊が維持できない」

 そんな話を聞いて、驚いたことがある。どういう計算なのか。平和・安全保障研究所の理事長で元防衛官僚の徳地秀士さんに聞いてみた。

 「自衛官の募集は高校卒の1…

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この記事を書いた人
小村田義之
政治部|外交防衛担当キャップ
専門・関心分野
政治、外交安保、メディア、インタビュー
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    末冨芳
    (日本大学文理学部教授)
    2023年5月15日7時30分 投稿
    【視点】

    保守政党を自称する自民党ですが少子化対策を置き去りにして、子育て罰を親子に課してきた結果、自衛隊が国も守れなくなっていきます。野田聖子さんの危機感を共有できず、子育て罰をなくすことに全力を尽くさない政治家を保守政治家と呼べるのでしょうか。

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    本田由紀
    (東京大学大学院教育学研究科教授)
    2023年5月15日8時26分 投稿
    【視点】

    仮に若者の100人に1人、将来的には80人に1人、75人に1人が自衛隊に入ったとして、自衛隊以外の社会の諸機能すなわち生活に必要なモノやサービスの生産や流通が維持できるのか。維持できるとは思えない。 日本の社会経済全体が、軍事力の強化を可能

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