よさこい、70回の節目に合わせて商標登録出願へ ロゴマークも募集
【高知】よさこい祭りが70回目の節目を迎える今年、祭りを主催する「よさこい祭振興会」は、よさこいブランドの確立に向けて商標登録や公式ロゴマークの作製などに取り組む。「よさこいという文化・伝統を大切にし、100年先の未来へつないでいけるようにしたい」という。
よさこいは戦後の不景気を吹き飛ばして市民を元気づけようと1954年に始まった。第1回に750人だった踊り子は、近年は1万8千人に増えて四国を代表する夏祭りになった。
92年には、よさこいに魅せられた北海道の学生たちが「YOSAKOIソーラン祭り」を開催。以降、全国200カ所以上で同様のイベントが開かれるようになった。
こうした状況のなかで振興会は、第三者が勝手に商標登録することで祭りの運営に影響が出ることを懸念。「よさこい祭り」の商標を出願することを決め、早ければ年度内にも手続きの準備に入る。登録後も、他地域のイベント名での使用は制限しない。
またロゴマークを作り、7月までに公開する。デザインは一般から募り、ロゴマークをあしらったトートバッグなどの公式グッズの作製や、スポンサー企業の商品への利用などを検討している。担当者は「よさこいブランドを確立し、祭りをより多くの人に知ってもらえる機会にしたい」と話している。
ロゴマークのデザインの応募締め切りは5月1日。募集要項などは振興会のホームページ(http://www.cciweb.or.jp/kochi/yosakoiweb/yosakoilogo/yosakoilogo2023.html)で公表している。
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