「外国人政策、票にならない」…でも ウズベク出身者が世田谷区議に

 23日投開票だった世田谷区議選で、ウズベキスタン出身の女性候補が初当選を果たした。「票にならない」と言われながらも外国人が暮らしやすくなる施策の実現を訴えた。「挑戦したい人を応援できる社会にしたい」と意気込む。

 当選したのは、ウズベキスタンの首都タシケント出身のオルズグル氏(37)。6771票を獲得し、定数50を争った75人のうち9番目の得票だった。当選後、「託された一票一票を大切にします」と話した。

 母国で生活していた13歳の時に「平仮名の曲線の美しさにひと目ぼれ」した。14歳でタシケント国立東洋学大に入学し、働きながら大学院まで日本語を学んだという。現地で日本語通訳をしていた21歳の時に日本人男性と知り合って結婚し、来日した。

 就職には苦労した。「日本の…

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