いなげや、イオンの子会社に 1900年創業、屋号は維持

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末崎毅
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 流通大手イオンは25日、首都圏で食品スーパーを展開するいなげや東京都立川市)を連結子会社化すると発表した。現状、イオンはいなげやの株式の約17%を持つ筆頭株主で、11月をめどに最大51%まで高める。原材料価格や水道光熱費の高騰などもあって食品スーパーの運営環境は厳しさを増しており、商品調達力などを強化する。

 株式の取得方法については、引き続き関係者間で話し合いを進める。イオンはいなげやを連結子会社とした後、2024年11月をめどに、イオン傘下の持ち株会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの完全子会社とする方針だ。いなげやは上場廃止となるが、いなげやの屋号は維持する。

 3社は25日、東京都内で記者会見を開いた。イオンの吉田昭夫社長は「スケールメリットを生かし、首都圏で強いSM(食品スーパー)連合体を作っていきたい」と述べた。いなげやの本杉吉員社長は「イオングループとの資本関係を強化することで、商品調達やシステムなど様々な分野でメリットを享受することができる」と語った。

 いなげやは1900(明治3…

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