スラムダンク、中国でも「青春そのもの」 映画公開に熱狂のファン

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上海=井上亮
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 高校バスケットボールを題材にした漫画「スラムダンク」の映画が20日、中国で公開された。30~40代を中心に中国でも絶大な人気を誇り、ファンたちは「私の青春」と口々に語る。前売り券だけで約20億円を売り上げており、中国市場で日本アニメ映画の興行収入の記録を更新する可能性もある。

 バスケは中国で最も人気のある球技の一つだ。1994年に米プロバスケットボールのNBAファイナルが初めて中国で中継され、翌95年には中国リーグCBAが開幕。中国でスラムダンクのテレビ放映が始まったのも95年で、この頃子どもだった世代を中心に一気に人気に火が付いた。80年生まれでNBAでも活躍した姚明氏(42)も影響を受けたと語っているほどだ。

 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」「左手は添えるだけ」「バスケがしたいです」

 映画の公開を前に上海市内の…

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この記事を書いた人
井上亮
中国総局|政治外交担当
専門・関心分野
中国社会、人口減少、移民