第3回「LGBT『じゃない』みんな、ありがとう」メッセージに込めた思い

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中野龍三

 たったひとりの個性だけど、理解してくれる人たちがいる。

 だからこそ、こんなメッセージを送る。

 「Only(ひとり)だけど、Lonely(ひとり)じゃない。」

 セクシュアルマイノリティー(性的少数者)に向けて、SNSでメッセージを発信するのは、北海道大学のサークル「虹の集い」だ。LGBTQ+の当事者や、関心のある人たちが集まれる居場所づくりに取り組んでいる。

 4年に1度の統一地方選が始まった。地方選挙は我々に何をもたらし、どう生活を変えるのか。人口減少や高齢化で地方自治が危機に立たされるなか、そこに光は見えるのか。答えを探すため、記者が会いたい人たちを訪ねた。

 毎月1回開かれるつどいには、大学生以上ならどんなセクシュアリティー(性のあり方)の人でも参加できる。オンライン開催の場合は、高校生も受け入れている。雑談やゲームをして過ごし、時にはテーマを決めて話し合う。

 言いたくないことは言わなくていい。聞いた話は、ほかでは話さない。場所は参加者しか知らされない。

「どんな人でも好きになっていいんだ」

 そんなルールのもと、多い時…

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