死亡の2人は2歳の双子男児、7階から転落か 母「目離した隙に…」

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 名古屋市中区マンションから転落死したとみられる子ども2人の身元について、愛知県警は25日、マンション7階に住む店員間部(まべ)誠也さん(28)の双子の長男登也ちゃんと次男雄也ちゃん(いずれも2)と確認し、発表した。県警は同日、間部さん方の現場検証を実施した。

 県警によると、2人は24日午後3時55分ごろ、同区新栄1丁目の駐車場で血を流して倒れていた状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。2人とも頭の骨が折れており、頭のけがが死因とみられる。

 当時、駐車場の隣にあるマンション7階の自宅の窓は開いており、県警は2人がこの窓から転落した可能性があるとみている。

 このマンションの住人によると、駐車場側の窓の下端は床から約80センチ。捜査関係者によると、2人の自宅の窓の付近には家具が置かれており、幼児がよじ登ることも可能な高さだったという。県警は25日の検証で窓付近の状況を重点的に調べたとみられる。

 2人の両親は県警の任意の聴取に当時自宅にいたと話しており、母親は「目を離した隙に子どもがいなくなった」という趣旨の説明をしたという。県警は当時の状況について、事件と事故の両面で捜査を進める。

 現場は、名古屋市の中心地・栄地区から南東約750メートルに位置し、ビルや店舗などが立ち並ぶ地域。駐車場の近くにいた男性によると、駐車場に子ども1人が倒れており、その後、別の子どもが上から落ちてくるところを目撃したという。

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