京王電鉄、28年ぶりの運賃値上げへ 10月から初乗りは10円増
松本真弥
京王電鉄は24日、10月からの運賃の値上げを国土交通相に申請したと発表した。値上げ幅は平均13・3%で、きっぷの初乗り運賃は10円高くなる。値上げは消費増税時を除き1995年以来約28年ぶり。コロナ禍の影響で乗客数が減る一方で、安全対策やバリアフリーなどの設備投資を進める方針で、値上げが必要と判断した。
主な区間では、渋谷―調布は250円から280円に、新宿―高尾山口は390円から430円になる。通勤定期の運賃は引き上げ、通学定期は据え置く。
値上げによって年約80億円の増収になる。増収分は、2021年に車内で発生した傷害事件を受けて進める防犯カメラの導入や、ホームドアの整備などにつかう。こうした設備投資に毎年300億円以上を充てるという。(松本真弥)…
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