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　将棋の藤井聡太竜王（20）が19日、栃木県日光市で指された第48期棋王戦五番勝負（共同通信社主催）の第4局で渡辺明棋王（38）=名人と合わせ二冠=に勝ち、シリーズ3勝1敗でタイトルを奪取した。王位、叡王、王将、棋聖も保持する藤井竜王は、史上2人目の六冠を20歳8カ月の最年少で達成した。

　過去の六冠は1994年12月に当時24歳2カ月で達成した羽生善治九段（52）のみ。最年少記録を29年ぶりに3年6カ月更新した。

　今後は、4月5日開幕の第81期名人戦七番勝負（朝日新聞社、毎日新聞社主催）で渡辺名人に挑戦する。秋に行われる王座戦五番勝負でも挑戦者になる可能性を残しており、名人と王座を含めた前人未到の全八冠独占を視野に捉えた。

　感想戦終了後、対局地で会見が行われた。「初タイトル挑戦時を地元の名古屋駅として、新幹線で東京駅に向かっているとしたら今はどのあたりを通過中？」との問いには「えーと……じゃあ静岡くらいということでお願いします」と答えた。

　「静岡」が「静岡駅」ならば…