和歌山から大阪駅へ特急「くろしお」で直結 県、観光客増に期待

伊藤秀樹

 JR大阪駅の新しい地下ホームが18日開業し、特急「くろしお」が大阪駅に停車するようになった。和歌山駅から大阪駅の所要時間は現在の紀州路快速より33分短縮され、57分になる。和歌山県は、大阪方面からの観光客が増えると期待している。

 この日は湯浅町のJR紀勢線湯浅駅で記念式典があった。岸本周平知事は「南紀白浜以南のお客を増やしたい」とあいさつ。湯浅駅で乗車する人を見送り、大阪駅から乗って湯浅駅で降車した観光客を出迎えた。

 大阪府摂津市の会社員の酒巻誠さん(47)は、湯浅町のしょうゆ蔵などをめぐる日帰りツアーに参加。大阪駅からくろしおに乗って来た。「早かったし、楽でした」と話した。

 JR西日本によると、くろしおは月曜から木曜は上下各15本、金土日は各18本が運行し、すべて大阪駅に停車する。(伊藤秀樹)…

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この記事を書いた人
伊藤秀樹
和歌山総局|事件担当
専門・関心分野
行政、スポーツ、災害、孤独