福鉄の新型車両を公開 27日から運行

長屋護
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 福井鉄道(福井県越前市)は、6年ぶりに導入する新型車両を報道機関に公開した。直線を基調としたデザインで、福井の青い空と緑の大地を表現する配色にした。27日から運行し、直前の25、26日には一般試乗会を予定している。

 新型車両は3両1編成で導入費用は約3億9千万円。1編成の全長は21・4メートル、重さは33トンで、車幅は2・6メートル、高さは3・8メートルある。定員は115人で最高時速は約65キロ。新型のモーターと、車内にLED照明を採用したことで、従来車両より消費電力を約3割抑えたという。

 出入り口付近のつり革は越前ガニや、沿線の西山動物園(鯖江市)で人気のレッサーパンダをデザインしたものを使用。車内に4カ所あるモニターで沿線の観光地を映像で紹介する。

 また座席は、総合繊維メーカー大手、セーレン福井市)が担当し、沿線の水田や河川をテーマに水の流れを感じさせる色柄に。特産品や伝統の技など福井らしさを発信する演出にもなっている。

 村田治夫社長は、来春の北陸新幹線の県内開業で観光利用が増えることを期待し、「全国から乗りに来て欲しい」と話している。(長屋護)

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