初ガツオ540匹、新幹線で鹿児島から福岡へ においや水漏れ対策も

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加藤裕則
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 JR九州は21日、九州新幹線の1車両を使って鮮魚を積み込み、鹿児島から福岡まで運んだ。2年前から人と荷物を一緒に運ぶ「貨客混載事業」を続けているが、今回は初めて大量輸送を試みた。

 積み下ろし方法などを検証し、実用化をめざす。

 午前9時20分、臨時の8両編成の新幹線が鹿児島中央駅を出発。2号車を貨物専用にし、朝に水揚げされたばかりの初ガツオ540匹などを入れた200箱をいすの隙間に置いた。においや水が漏れないよう、袋もかぶせた。

 新幹線は1時間26分後に博多駅に到着。他の7両から乗客が降りるなか、鮮魚は係員らが台車からパレットに移した後、エレベーターを使ってホームから下ろし、福岡市内のスーパーなどに向けて運ばれた。

朝に水揚げの魚、「福岡でランチに使えます」

 新幹線から荷を出すまでに1…

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