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　宮城県南三陸町の南三陸高校（現・志津川高校）の学生寮「旭桜（きょくおう）寮」が完成し、16日に式典があった。全国から町にやってくる生徒のために用意した。

　元ホテルを転用しており、鉄骨2階建て（延べ床面積約760平方メートル）。1階に食堂や洗面所、洗濯室などがあり、2階は個室が24室。ベッド、冷蔵庫、ユニットバスが備え付けられている。

　同校は震災や少子化の影響で定員割れが続き、統廃合される恐れがあった。町が魅力化プロジェクトを立ち上げ、学校側と協働で生徒の全国募集と寮の設置に踏み切った。同校によると、県外生の応募は5人で3月の入試を突破すれば、4月から入学・入寮する。