夫婦別姓で首相「反対と言ったことない」 けれど、結論の時期は…
岸田文雄首相は15日の衆院予算委員会で、選択的夫婦別姓制度に対する賛否を問われ、「私自身は反対と申し上げたことは一度もない」と述べ、議論を深めることが重要と繰り返した。「いつまでに結論を出せ、という課題ではない」との認識も示した。
立憲民主党の西村智奈美代表代行の質問に答えた。首相は夫婦別姓が「国民の価値観や心に関わる問題でもあるから議論を深めることが重要だ」と繰り返し答弁。自民党内などの議論を注視する考えを強調した。
煮え切らない答弁に、西村氏は「いつまでに検討するのか。指導力を発揮して結論を出してほしい」とただした。首相は夫婦別姓やLGBT理解増進法案、同性婚をめぐって「国民の議論の深まり具合は様々」としたうえで「政治としてしっかり判断していくことが重要だ。いつまでに結論を出せ、という課題ではない」と慎重な姿勢を示した。
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