誤解だらけの英語教育 「グローバル化への対応」で低年齢化、でも…

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篠健一郎
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 「グローバル化時代に英語は必須」「英語は早くから学ぶべきだ」。こんな主張、よく耳にしませんか。日本社会と英語の関係を研究する関西学院大の寺沢拓敬准教授は、こうした英語をめぐる言説の多くは誤解だとし、それが英語教育に影響を与えてきたと指摘します。

 なぜ英語には誤解があふれているのか。寺沢准教授に聞きました。

早く学べば英語が身につく?

 ――英語は早くから学ぶべき、ではないのですか。

 英語の習得は、早くから学び始めたほうが生物学的に良いという考え方は、日本だけでなく、海外でも広がっています。ただ、この考えを裏付ける実証研究はありません。いわば「国際的な共同幻想」です。単に学習開始年齢を早めただけでは効果は望めません。

 ――早くから学ぶ必要はないのですか。

 早くから学び始めることで学…

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篠健一郎
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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2023年2月16日10時9分 投稿
    【視点】

    この記事を読むと、いまだにこのポイントをウロウロしているのかなと思ってしまいます。前提として、英語をストレスなく理解したり話せることに損はまったくなくて、むしろ世界中でもっとも使われている英語を身につけることにはメリットしかない。他国に比べ

    …続きを読む
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    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2023年2月17日10時6分 投稿
    【視点】

    私が上記のコメントを書いたところ、Twitter上で専門家の方からお叱りを受けました。長野さんの言っていることこそが寺沢教授が警戒すべきだといっている紋切り型の言説だと。確かに私は英語に苦労し続けた人生なので、殊更に日本の英語教育に関心があ

    …続きを読む