高校生の思い出、歌と電車に 伊豆箱根鉄道「川柳電車」に入選作品

南島信也
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 【静岡】伊豆箱根鉄道駿豆線沿線にある8高校の生徒を対象にした「いずっぱこ沿線 高校生川柳コンテスト」の入選作品18点が決まり、作品を中づりポスターにして展示した「川柳電車」が7日から運行される。

 臨時休校や行事の中止・縮小などコロナ禍で大きな影響を受けた高校生活の思い出を17音の川柳で表現してもらうもので、三島市、函南町、伊豆の国市伊豆市と同鉄道でつくる駿豆線沿線地域活性化協議会が企画した。

 大賞は「春がない 愚痴って帰った あれぞ春」(韮山高3年、ペンネーム・受験生)が受賞した。優秀賞は「3年間 マスカレードの 通学路」(韮山高3年、同・Sleepy nuts)と、「好きな人 距離を置くのは 菌のせい」(伊豆中央高2年、同・はるき)の2作品。

 コロナ禍で制限の多かった高校生活への思いや、電車通学での淡い恋心と葛藤など、青春の思い出を高校生らしいみずみずしい感性で表現した力作18作品が並んでいる。ヘッドマークデザイン賞(伊豆総合高2年、同・ぴっぴまる。)の作品は、電車の先頭と最後尾につけられている。

 川柳電車は3504編成で、3月1日まで運行される。運行時刻は同社のホームページで確認できる。

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