「どうせ出来レース」地主も嘆く、郵便局長「局舎横取り」疑惑の真相

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藤田知也

 埼玉県のターミナル駅近くでコインパーキングを営む地主の男性(81)のもとに、日本郵便の社員2人がやってきた。昨年4月下旬のことだ。

 老朽化する近くの郵便局の移転先として、「土地を貸してほしい」と頼んできた。終活に向けて不動産を整理したかった男性には、ちょうどいいタイミングだった。

 ただ、社員2人の後ろに、郵便局長がついてきていた。ほぼ無言で。不信感がわいていた男性は、その場で返事はしなかった。

 不信の理由は、その半年ほど前にさかのぼる。

本来は「真にやむを得ない理由」がなければ禁止のはずの郵便局長の不動産取得が、日本郵便では数多く承認されています。局長と社員がタッグを組んで「真にやむを得ない形」を演出しているのでは--。そう思わせる記述が、全国郵便局長会の内部資料にも刻まれていました。

 男性によると、2021年秋…

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