操舵室で遺体を発見、行方不明の船長 愛媛県今治沖の衝突事故

神谷毅
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 愛媛県今治市沖の来島(くるしま)海峡で2日夜に貨物船同士が衝突し、三重県鳥羽市の貨物船「せいりゅう」(総トン数716トン)が沈没した事故で、今治海上保安部は6日朝、貨物船の船内から1人の遺体を発見し、行方不明になっていた船長・北井宗祐さん(63)=三重県志摩市=と確認したと発表した。

 事故では北井さんと1等航海士・渡辺侑樹さん(24)=福岡県福津市=の2人が行方不明になった。海保によると、北井さんの遺体はせいりゅうの操舵(そうだ)室の左舷側で見つかった。せいりゅうは水深約60メートルの海底に沈んでおり、海保の特殊救難隊が船内を調べたという。海保は渡辺さんの捜索を続けている。(神谷毅)

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