乗務員にスマホ導入 JR四国、サービス、安全性向上目指す

福家司
[PR]

 JR四国は、乗務員が持つ業務用のスマートフォンを導入し、従来型の携帯電話から切り替える。12日からの予定。乗り換え検索が容易になって乗客の案内がしやすくなり、翻訳アプリによる外国人利用者へのサービス向上も見込めるという。

 運転士や車掌用に約500台を導入する。現在は専用端末で実施している車内補充券の発売も、4月からはスマホと連動する小型プリンターで行えるようになり、軽量化できるという。また、車両トラブルなど緊急時に乗務員と指令員がスマホで撮影した画像データを共有する。業務に関する規程やマニュアルなども電子化するという。

 JR四国によると、業務中に私的にスマートフォンを使っているとの通報が寄せられることがあり、業務用スマホの導入には慎重だった。今後も運転操作中はスマホを操作しないなど、安全運行に支障がないようにするという。

 乗務員の業務用スマホはJR九州が導入しており、JR四国はJR九州の関連会社のアプリを導入する。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら