開成、麻布、桜蔭……。2月1日に入試があった東京都内の難関中学の今年の算数問題を、同じ日に小学5年生が解いてみる催しが1日夜、東京都内であった。講師によると、近年は大学入学共通テストを意識したような出題も目立っているという。

　「駒東の算数は毎年、良質な問題で難しいが、今年も難しかった」

　都内で開かれた「小5生で解いてみたい算数入試問題体験会」（森上教育研究所主催）。小中学生が競う「算数オリンピック」の運営団体の役員ら4人が講師を務めた。参加した約30組の親子を前に、講師らが駒場東邦（世田谷区）の問題を解説した。

　今年の大問3では、1～70…