米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長は1日の記者会見で、金融市場の参加者について、「素晴らしい仕事だ。私もその仕事を何年もやっていた」と語った。年内の利下げや景気後退の可能性をめぐって、パウエル氏と市場の大勢の見解が大きく食い違うなか、パウエル氏が市場を持ち上げつつ、語ったこととは――。

　FRBはこの日の米連邦公開市場委員会（FOMC）で、利上げ幅を0・5%幅から0・25%幅に引き下げると決めた。これまで通常の2～3倍にあたる0・5～0・75%幅の利上げが続いていただけに、ようやく「通常値」に戻った形だ。

　一方、金融機関のアナリスト…