「進撃の巨人」作者の諫山創さん、「漫画界のカンヌ」特別賞を受賞

ブリュッセル=玉川透
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 フランス南西部アングレームで開かれている漫画の祭典「第50回アングレーム国際漫画祭」で28日、世界的な人気を博した「進撃の巨人」の作者、諫山創さんが特別賞を受賞した。漫画祭が公式ツイッターで明らかにした。

 「進撃の巨人」は、人間を襲う巨人と人類の戦いを描いた作品で、2009年9月から約11年半、雑誌連載が続いた。AFP通信によると、全34巻の単行本は世界で1億冊以上の売り上げを記録しているという。

 同漫画祭はまた、「男組」などの池上遼一さん、「富江」などの伊藤潤二さんを名誉賞に選出した。

 漫画の発展に貢献した作家らに賞を贈るアングレーム国際漫画祭は、同国のカンヌ国際映画祭になぞらえて「漫画界のカンヌ」とも呼ばれている。

 多くの日本人作家が受賞しており、これまでに「AKIRA(アキラ)」の大友克洋さん、「うる星やつら」「犬夜叉(やしゃ)」などの高橋留美子さんが大賞、「ドラゴンボール」などの鳥山明さんらが特別賞、「ねじ式」のつげ義春さんらが特別栄誉賞に選ばれるなどしている。(ブリュッセル=玉川透)

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