水道管凍結・ヒートショック…最強寒波へ備えは スマホ結露にも注意

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比嘉展玖 遠藤隆史
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 気象庁が「今季一番」とする最強寒波が到来し、24日から各地で寒さが厳しさを増しそうだ。広い範囲で最低気温が零下になり、警報級の大雪になるおそれもある。どんな点に気をつけて備えればいいのか。

 「かなり冷え込む一週間となるようです。水道管の凍結にご注意ください」

 東京都水道局は20日、ツイッターの公式アカウントでそう呼びかけた。厚生労働省の公式ツイッターも同様の注意を投稿した。

 都水道局によると、水道管が凍結する目安は零下4度。これより気温が低下すると屋外に露出した水道管の中の水が凍って断水したり、水道管が破損したりすることがあるという。

 予防策として、いわゆる「プチプチ」などの緩衝材や毛布などを保温材として水道管に巻き付け、ぬれないようにポリ袋をかぶせたり、ビニールテープを巻いて隙間を塞いだりするとよいという。

 水道管が凍った場合、急に熱湯をかけると水道管や蛇口が破裂することがある。自然にとけるのを待つか、凍った部分にタオルをかぶせてぬるま湯をかけるとよいという。都水道局の担当者は「都内で凍結することはめったにないが、普段通り使っていただき、水が出ない時は無理せず水道局に問い合わせてほしい」と話す。断水に備え、ポリタンクや浴槽に水道水をためておくことも有効だ。

 自宅でのリスクとして、激しい温度変化で血圧が急激に変動する「ヒートショック」にも注意が必要だ。

 屋内外の行き来に加え、入浴時もポイントとなる。暖房の利いた居室から冷えた脱衣所に移動し、すぐに浴槽で温かいお湯につかることでも、血圧が繰り返し変動して心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞を引き起こす恐れがある。日本医師会は、脱衣所を事前に暖めたり、風呂の温度を低めに設定したりすることなどを対策として勧めている。

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この記事を書いた人
遠藤隆史
東京社会部|最高裁担当
専門・関心分野
司法、労働、福祉